『The Steel Kiss』(ジェフリー・ディーヴァー著リンカーンライムシリーズ)を原書で読み終わりましたので、感想など。
このシリーズは、最初の『ボーンコレクター』から全部読んでいますが、日本語訳が発売されるのが1~2年後と遅く、ここ数年はは待ちきれずに原書で一度読んでしまっています。
今回のテーマは、IoT(Internet of Things)と転機です。
調べてみるとIoTという言葉が初めて使われたのが1999年だそうですが、多く使われだしたのはつい最近と思います。Internet of Thingsは「モノのインターネット」で、今やパソコンやスマホのみならず、テレビやHDDレコーダーはもちろん、冷蔵庫や電気ポットなど、あらゆるものがインターネットに接続して通信や制御が出来るようになってきています。
そのIoTを悪用するとどうなるか??という点に着目した内容になっています。
もちろんそれだけではなく、お馴染みの登場人物たちの転機にも注目です。
物語の最後のサプライズは・・・これは内緒にしておきます!!
内容の面白さは、シリーズの中では中くらいかと思いました。
米Amazon.comの評価を見ると、★4.3と高い評価ですが、内容を読んでみると、
「初めて読みましたが面白かった」
という感想がある一方
「シリーズの中では最低」
という人も。
僕もそうですが、今まで最高に面白い作品を知ってしまっている人にはちょっと物足りないと感じるかも知れません。
これまでの作品だと『コフィン・ダンサー』や『ウォッチメイカー』が非常に良かったですね。
とはいえ待望の最新作ですので、是非読んでみて下さい!!
最後に原書について。英文法的には普通かと思うのですが、色々な単語を使い分けているので、知らない単語が多く読み進めるのに時間がかかりました。日本語並のスピードで読めるようになりたいなぁ・・・
(2017/10/5追記)
やっと日本語版が出ます!!
スティール・キス [ ジェフリー・ディーヴァー ]
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