Googleで、ストウブ(staub)を検索すると、ショッピングサイトがいくつも表示されますが、この中に偽サイトがあるので、気を付けましょう、という話。
質が悪いのは、下記のように、広告にも出てきて「staub鍋の春セール・期間数量限定6割引」とか言われると一応見ておきたくなりますよね。
ホームページを開くとこんな感じです。
恐らく慣れた人だと、鍵マークがあることと、ドメインが.jpであるので、チェックポイントとしては最低限の条件をクリアしていると思ってしまうかもしれません。
会社概要をみると、下記の通り西松屋の記載。
ご利用規約をみると、ダイソン株式会社と書かれており全く合っていません。
そんなサイトですが、ちょっと調べるとトラブルに遭っている方が複数いるようです。
下記のすけじ(@sukeji0517)さんが、状況について詳しくツイートされていますので、参考になります。
https://twitter.com/sukeji0517/status/1354022714680328193
ひととおり他の方のコメントなども総合しますと下記のとおり。
- 購入後、ニュージーランドドル建てで、クレジット決済される。
- キャンセル希望のメールをすると返事が来る場合もあるようですが、キャンセルは出来ず。
- 何らかの品物は発送される。(鍋を頼んでも、偽物レイバンのサングラスが届く)
- 税関で知的財産侵害物品として止められ、通知が来る場合ある。(この場合品物は届かない。)
- 税関をスルーして、自宅に届く場合がある。
対処方法も、簡単にはいかないものの、クレジットカード会社の規約によっては返金が期待できる場合もあり。
- まずは、発生事象を警察庁のサイバー犯罪対策プロジェクトに相談。
- クレジットカード会社に電話し相談。⇒自分で決済した分に関しては、取消が出来ないようですので、ここでは一旦払うしかないです。それでも、カード番号がサイト管理者に渡ったままにするのは危険なので、カード番号を変えるため再発行してもらった方が良いです。
- 詐欺と確定したら、手続きによりクレジットカード会社から返金される場合も。
この詐欺と確定するのが曲者です。注文した時点では届かないのが当たり前ですし、全く反応無しなら、早くにおかしいと気づけるものの、発送済みの連絡があると、荷物が到着するまでわかりません。鍋を頼んで、サングラスが届いたら、その時点で初めてクレームが出来る状況になり、これに対しても何も反応が無いなら詐欺と疑われる、ということになりますよね。
客観的にこれらの経過を説明する必要が出てきますので、メールやホームページの内容など、可能な限り、画面キャプチャして記録を残しておく必要があります。
以上、最低限の内容をまとめました。
サイトの情報など、技術的にも確認したことがいくつかありますので、続きの記事に書いておきます。
[…] 前の記事で、鍋が人気のStaub(ストウブ)販売の偽サイトについて、最低限の内容をまとめましたが、そのほかに、SSL証明書やドメインなど、簡単に調べられるところをまとめました。 […]