今週のニュースへのコメント。しつけで置き去り、東京のタクシー初乗り料金値下げ、米雇用統計について。

[しつけで置き去り⇒無事保護]
北海道北斗市の小学２年が、七飯町の山中で、しつけとして置き去りにされ、行方不明になったが６日ぶりに保護された。

⇒海外では子供への虐待に厳しく、国外でも注目されたニュース。
雨が降る前に自衛隊施設にたどり着き、尚且つ、鍵が閉め忘れられているという、偶然が重なって助かりましたが本当に良かったです。
「しつけ」に対しても様々な意見が出て来ましたが、子育てをしたことのある人と無い人では見方が全然違うのではないかと思います。
子育てって理不尽なことも多いです。言ってもきかないことも多い。
親の思い通りにするのはナンセンスだと思うけど、やってはいけないことは、何としても止めさせないといけない。
それで皆、苦労して工夫しているのですよね。
コメントしておきたいのは、報道されないことも多いということ。例えば、何らかの知的障害があり、マスコミ内では周知の事実であってもそれは絶対報道されないですね。
でも子育てに関わったことのある人、子供の精神疾患の専門家は、この子の行動をみて発達障害の可能性を感じたのではないでしょうか。
これは憶測なので、事実かはわかりませんが、そうであっても報道されません。
でもそうだとすると、障害の無い子とは、対応の仕方や見守り方が変わってくるし、子育て経験のある人にも想像できない苦労があるはずです。
そのため「○○すべきだ」「△△してはいけない」なんて、事情が分からない人が言い過ぎるのはどうかと思います。

それと、無事に見つかり、事件性もなさそうなので、もう個人名は出さないであげた方が良いのでは無いでしょうか。

 

[タクシー初乗り410円＝東京、値下げ審査開始へ―国交省]
国土交通省は4日、東京都の23区と武蔵野市、三鷹市の営業区域で、タクシーの初乗り運賃を約1キロ410円程度に引き下げる方向で審査に入ることを明らかにした。
(時事ドットコムニュース)http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060400163&g=eco

⇒初めて東京に来た人は、初乗り料金が高くて驚くのではないでしょうか。これが安くなれば、需要が増えますね。
23区も場所によっては、電車を降りてからが、若干遠かったりする場所もあるので使えると便利です。
多摩地域は、もっと広がると良いのにと思いましたが、初乗り料金じゃ済まないところが多いので、それは良いのかな。
Uberや、無人タクシーなど、新たな仕組みが実現化しつつあるので、価格競争だけでなく差別化されてより便利になると良いですね。

 

[＜米国＞雇用増、大幅鈍化　５月３．８万人]
労働省が３日発表した５月の雇用統計（速報値）によると、景気動向を反映する非農業部門の就業者数は、季節調整済みで前月比３万８０００人増（前月は１２万３０００人増）となり、伸びが大幅に鈍化した。
(毎日新聞)http://news.yahoo.co.jp/pickup/6203124

⇒毎月第一金曜日に発表される、米国の非農業部門雇用者数変化。
2月は24.2万人、3月は21.5万人、4月に16万人と若干鈍化傾向にありましが、5月は3.8万人と急落。
米国の景気は個人消費に支えられているところも大きく、雇用が鈍化すると景気にダイレクトに影響をあたえる、という考えが一般的です。
そのため今回の数値はマーケットに少なからず影響を与え、円が急騰しました。というか、米ドル売りが進みました。
豪ドルも、対円で下がりましたが、それほど大きく下げなかったのは、豪ドル／米ドルが急騰したためです。（下のチャート）

6月6日のマーケットのオープニングは若干混乱すると思います。
でも、原因がはっきりしているので、動くとすればどのように動くか、どの順番で動くかを考えておけば、うまく切り抜けられるのではないでしょうか。
その後の、イエレンFRB議長の発言も注目で、そこでもマーケットが反応します。
何がどのようになるのか、予想するのも大事ですが、動いたときにどのように対応するかの適応力がより重要ですね。