2018年6月23日(土)に開催されたマネックスグループの株主総会に参加して来ました。
注目はコインチェック社の業務再開についてですね。
今回の議決事項は、取締役の人数を減らすという定款の変更と、取締役の選任という2点のみだったので、これに関すること、と言われると質問が控え目になってしまうのかと思いましたが、全部で15個の質問があり、その内4つが仮想通貨とコインチェック社に関することでした。
仮想通貨交換業をするには、金融庁への仮想通貨交換業の登録(以下、業登録)が必要になりましたが、現在コインチェック社はこの業登録待ちです。
質問の一つは、このスケジュールについてでした。
マネックスとしては6月の業務開始を目指していたところですが、まだ、金融庁の業登録待ちで、6月もあと1週間しかないので厳しいかも、という松本大CEOのコメント。
とは言え、金融庁との対応のなかで手応えは感じているそうで、遠からず実現するんじゃないでしょうか。
そして注目したいのは、マネックスグループの仮想通貨交換業の中での優位性について。
セキュリティはもちろん、マネーロンダリングなどの不正対策など、内部統制に求められる要件も厳しくなってきているので、新規参入が容易では無く、そのため競争は厳しくはならないとのこと。マネックスとしては、内部統制にかかる追加コストは大きなものにはならないので、利益性も維持できると考えているそうです。
この点は確かにと思うので期待したいです。
全然違う話ですが、質問で、社外取締役でネットイヤーグループCEO 石黒不二代さんに関することがあり、自己紹介がてらあった話が興味深かったです。
ちなみに彼女はマーケティングのプロ。
『私は、アラスカで氷を売る人、と言われたことがある。』
『強い日本企業は営業が強いが、マーケティングは真逆。営業がいなくても売れる仕組みを作るのがマーケティング』
ということで、自分の仕事はまさしく営業なのですが、真面目にマーケティングを勉強しようかと思いました。
あと、今回はお土産なしでしたが、12時過ぎまでかかる株主総会のあと、休憩を挟んで株主説明会があるからか、お茶とどら焼き1個くれました!これは美味しかった。
そして午後からの株主説明会。
説明会でも、多くの質問があったのですが、その中で、年配の方からの質問
『仮想通貨はどうやったら買えますか?』
に対する回答は
『金融庁の業登録が終わったらコインチェックに口座を作って買ってください』
だそうです。そりゃそうだ。