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株主総会(8698マネックスグループ)

2014年6月21日ベルサール半蔵門で開催された、マネックスグループ株式会社(証券コード:8698)の株主総会に参加してきました。

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実は人生初の株主総会でした。
5年前までずっと北海道でしたし、こちらに来ても株主総会は通常平日の日中帯に開かれるので、参加したくても出来ませんでした。

ホントは(毎月結構大変な)社宅の掃除があったのですが、理解ある妻に任せてしまいました。

会場に来てみると意外と大勢。あとで話があったのですが、前回は500名弱くらいの株主の参加だったそうですが、今回は約680名。
年配の方が若干多いようでしたが、老若男女様々で、熱い会でした。

印象的だったのは、松本大(おおき)取締役会長兼代表執行役社長(以下、会長兼社長)が、株主からの質問に淡々と即答していくところでした。
質問の内容も、事業展開についてはもちろん、役員どおしでお互いの著作を読んでいるか、なんて言う、一見関係なさそうな質問にも、松本会長自ら真摯に答えておりました。
ちなみに、取締役で著書があるのは、松本会長のほか、出井さん(ソニーのね)の2人でお互いの本は読んでいるとのこと。
松本会長は、ビジネス書は読んでもしょうがないから、あまり読まないんだそうです。

『読んでもしょうがない』というのは、それだけ知識があるということですよね。
意外だったのは、マネックスグループでこだわりがあるのは、システムの内製化だそうです。
証券取引のWebページや、裏で動いているシステムを内製化・・・つまり自社開発しているというのは、一見無駄なリスクを負っているようにも思いましたが、コストの削減、ノウハウの蓄積そして、グローバル展開のために知的所有権を自社で押さえるのが重要だと考えているとのこと。

システム開発自体、ノウハウが無いと出来ないことだと思いますが、その点は、米国法人は元々システム開発会社で、証券取引に参入することになったので、その辺は問題ないんだそうです。
証券取引のシステムを構築できるのは、国内では3社くらいしかなく、外注するとどこも同じようなシステムになりがちなので、その点差別化を図り、他社を利用しているアクティブトレーダーをマネックスに引き込むことを目指しているんですね。

他にも色々と話はありましが、感じたのはマネックスグループとしての戦略はわかりやすく明確でした。
それと、今回株主総会で決議され、社外取締り役となった石黒不二代さん(現 株式会社ホットリンク取締役)が、就任挨拶をしていましたが、すごいですね。オーラが違いました。
口ゲンカしても3秒で負けると思います(笑)
それにしても生で経営者の話を聞けて良かったです。他の会社の株主総会も参加したくなりました。