森岡毅氏のセッション(2) in FOW 2018~停滞する組織は何がダメか

Future of Work Japan 2018森岡 毅氏のセッション紹介の続きです。組織を停滞させたないための仕組み作りがすごい。管理職に昇格したからと言って、うかうかしてられない制度は、結構ビビります!

理想の組織

森岡氏が言う理想の組織は、ずばり人体

停滞する組織は、人体で言う神経伝達組織が壊れている。

熱いものに触れたら、反射で手を引っ込めますよね?

でもダメな組織は、手が燃えているのに、熱いという情報が伝わらないし、手を引っ込めなきゃ!という指令も伝わらない。

こういう組織多いんだそうです。

呪い

コミュニケーション不全に陥る要因を呪いとしていくつか挙げています。

・年齢差の呪い

・役割差の呪い

・性差の呪い

そのため、森岡氏は、女性にお茶を淹れさせるとか、召使い行動は絶対にさせないそうです。

管理者を入れ替える

人間の本質は、自己保存と考えているそうです。
これを活かして実践したのは、管理職の相対評価制度
毎年トップ10%を昇格させ、ボトム10%は降格させるということを徹底したそうです。
よほど悪いことをしない限り、降格なんてあり得ない会社が多いと思いますが、この10%ルールは厳格に運用したそうです。
そうなると管理職は全力で取り組むしかないですよね。黙ってたら、平社員に逆戻りですから。

これは今回の話で最も強烈な話でした。

USJ復活の要因

USJのV字回復の本質的な要因は、結局のところ組織改革を断行したことと言えそうです。
小手先のテクニックではなく、組織の力を最大限活かすための努力を徹底的に行ったことにより、集客力を取り戻すためのアイデアが出てきたり、改善が進んだ訳ですね。

さて、いま、自分の職場が抱えている課題は何か、ということを考えたとき、森岡氏の言葉は一言一言、身につまされます。

今までの慣習を変えるには、相当な努力と覚悟が必要です。

が、手が丸焦げになる前に、手を打つのは生き延びるために必要なことであるのは確かだと思いました。

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